伝統のカレーがつなぐ、支援の輪
秋の訪れを感じる日比谷公園に、今年も香ばしいカレーの香りが漂います。創業122周年を迎える老舗レストラン「日比谷松本楼」が、社会貢献の想いを込めて続けてきた恒例の「カレーチャリティー」が、2025年9月25日(木)に開催されます。今年で第53回目を数えるこのイベントは、単なる食の催しではなく、未来を担う若者への支援につながる意義深い取り組みです。
歴史とともに歩む松本楼のカレー
1903年に日比谷公園とともに誕生した松本楼は、西洋料理の先駆けとして多くの文化人や市民に親しまれてきました。1973年の本店再建をきっかけに始まったチャリティーは、これまでに延べ11万人以上が参加し、総額3,000万円超を寄付。毎年9月25日、この「感謝の日」を忘れず続けられてきました。
今年の特徴は「創業122年」
以前は「10円カレー」として親しまれましたが、現在は創業年数にちなんだ寄付金額をお願いしています。今年は122周年にちなみ、122円以上の寄付で名物カレーを味わうことが可能。先着500名限定とあって、例年早くから行列ができる人気イベントです。さらに今年は協賛企業によるラッキー賞のプレゼントも用意され、来場者に一層の楽しみが広がります。
社会に広がる支援の輪
寄せられた寄付金は、公益財団法人きずな育英基金を通じ、経済的な困難を抱える中高生の学びを支えるために活用されます。松本楼の小坂文乃社長は「支えていただいたご恩を未来へ返していきたい」と語り、カレーを媒介にした社会貢献の精神を受け継いでいます。
半世紀以上続く伝統の味と、未来を照らす支援の想いが交差する特別な一日。今年の秋は、日比谷の森の中でカレーの温もりに包まれながら、人と人とのつながりを感じてみてはいかがでしょうか。ぜひこの機会に足を運んでみてください。
開催概要
日程:2025年9月25日(木)第53回カレーチャリティー
時間:11:00〜(なくなり次第終了)
会場:日比谷松本楼(東京都千代田区日比谷公園1-2)
人数:先着500名
寄付金額:122円以上
主催:日比谷松本楼
寄付先:公益財団法人きずな育英基金
公式サイト:http://www.matsumotoro.co.jp
